カンボジアの地雷について

カンボジアと言えば「地雷」と連想させるほど、印象の深い地雷問題。
主に地雷原は、カンボジアの西半分に集中していて、都市部や観光地では地雷の撤去は完了しているが、少し外れるとまだまだ多くの地雷が残っているそうです。

危険地帯には、ドクロの絵に「Danger Mines（地雷危険）」と書かれた看板や赤ペンキで塗られた木が目印として立てられているので、それを見たら絶対に近づかないこと。

個人旅行などで、一般に紹介されていない遺跡や町を見に行く風潮があるようですが、危険を伴うのでそのような行動は止めましょう～。自分の命に関わるし、いろんな人に迷惑がかかります。

地雷について

平和な日本に住んでいると、地雷で死んでいく人々が世界中にたくさんいること。それは遠い世界のお話のように感じられます。実際私は、カンボジアに行くまで地雷のことはあまり知りませんでした。（今も分かったとは言えませんが・・・(^^;;）

今、世界中に約7000万個の地雷が埋められており、国際赤十字の調べで、毎日約70人、20分間に1人がその地雷によって無残に殺されたり手足を吹き飛ばされたりしているそうです。

一度埋められた地雷は半永久的に作動し、誰かが踏むまでじっと待ちつづけます。そしてその誰かとは、農業、漁業、牧畜など体を使って労働に従事する人々です。そして障害者になれば、犠牲者は生涯二重三重の苦しみを受けつづけることになります。

アフガニスタン（1000万個）、カンボジア（400～600万個）、イラク北部（クルド人地区400万個）、アンゴラ（1500万個）、ボスニア・ヘルツェゴビナ（300万個）、クロアチア（300万個）、モザンビーク（300万個）、ベトナム（350万個）...、世界79ヵ国でこのようなことが起きているのです。

対人地雷はだいたい3ドルから10ドルという安価で入手が可能な一方、手作業が中心の除去作業にかかる費用は一個あたり100ドルから1000ドルと言われています。
また被害者の医療やリハビリ、土地の再開発や橋や道路などインフラの復旧整備にかかるお金も膨大になります。

今回カンボジアに旅行にいって、以前、大好きなアンジェリーナ・ジョリー主演の映画、「すべては愛のために~Beyond Borders~ 」を見て、自分も何か力になってあげられることは無いのか？と考えたことが思い出されました。

それから数年経ってるけど、普段の生活に追われて、結局何も出来てない自分がいるんですよね。もう少し余裕が出来たら・・・なんて考えてたら、ずっと何も出来無そうです(>_<)

地雷撤去活動支援や地雷被害者救済などを行っている団体があります。
⇒CMC カンボジア地雷撤去キャンペーン
対人地雷の非人間性や被害の実態を人々に知らせ、その廃絶と被害者救援のための 資金援助や広報活動を行っている団体です。
活動内容や現地の状況など画像や詳しいレポートもあり、見やすくて分かりやすいのが嬉しいです^^

上記HPによると、100円玉1枚で1平方メートルの地雷原（地雷が埋まっている場所）をきれいにすることができ、5,000円～10,000円で義足がつくれるそうです。

寄付する団体選びはアレコレ難しい部分もありますが、この機会に私で出来ることをしていきたいな～と思います^^

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